我が家の猫は頭が良い。
おそらく自分を人間だと思っている。
なぜなら、我が家の猫は枕で寝るからだ。
しかも枕の上で丸くなるとかではない。
ちゃんと枕に頭を乗せて、体は布団側にある。
流石に布団を自ら被ることはないけれど、頭はしっかり枕の上。
これは完全に使用方法をマスターしている。
飼い主が使っているのを見て学習したのだろう。
なんて天才なんだ。
我が家の愛猫天才エピソードの最たる話はこちら。

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さて、飼い主は一人暮らしである。
つまり猫が枕を使って寝るということは、飼い主は枕なしということである。
基本的に枕はベッドの中央に置かれるものだと思う。
つまり猫がベッドの中央で寝ているということでもある。
必然的に飼い主は、愛猫のおこぼれをもらうかのようにベッドの隅で寝ることになる。
寝返りも打てない。
ただただ垂直で寝る。
流石に毎日ベッドの隅で小さくなっているのは大変なので、枕をベッドの端側に移動した。
すると猫は何の問題もなく、ベッドの端にある枕を使って寝るようになった。
良かった。
これで人並みの睡眠スペースを確保することができる。
全て解決だ。
めでたし、めでたし。
―いや、待て待て待て。
飼い主の枕なのに、愛猫によってナチュラルに占領されている。
おかしい。
おかしすぎる。
しばらく、愛猫に枕を返してほしいと説得した。
しかし愛猫は飼い主の言葉を無視して枕で寝続ける。
愛猫を無理やり退かすことなど出来ないカースト下位の飼い主。
これはもう、枕をもう1つ買うしかない。
せっかくなら安眠できる良い枕を買おうと思い、レビューで評価の高い枕を購入した。
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数日後。
我が家にお高い枕が届き、早速ベッドに置く。
一人暮らしなのに枕が2つ並ぶ、意味のわからないベッドが完成した。
……まあ、愛猫も飼い主も双方が快適ならそれでいい。
その夜、早速お高い枕で寝ることにした。
ベッドにはすでに猫がいた。
いつものように枕を使って気持ちよさそうに寝ている。
そうか。よく眠れるか。良かったね。
さすがレビューが高評価だった枕だ。
飼い主は、安い普通の枕で寝た。
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