我が家の愛猫には得意技がある。
そう。
ゴロンだ。
以前も記事に書いたが、愛猫は可愛くゴロンすることで出かけようとする飼い主を引き留めるという必殺技を持っている。

私はこれを「ゴロン戦法」と呼んでいる。
最初の頃は分かりやすかった。
飼い主が出社のために携帯を持って慌ててリビングを出た時。
飼い主がお風呂へ入ろうと着替えを持ってリビングを出た時。
そんなこれから少し長い時間どこかへ行きそうな時にゴロンしていた。
しかし最近
愛猫は進化した。
飼い主が部屋を出ようとすると、高確率でゴロンするようになったのである。
トイレへ行くだけでも油断できない。
すぐさまゴロンしてきて飼い主の行く手を阻む。
これで何度トイレへ行くのを阻止されたことか。
そして、愛猫は気付いてしまった。
飼い主はゴロンに気付かなければ、そのまま行ってしまうということに。
その結果、最近のゴロン戦法はこうなった。
①ドアの前まで駆け寄ってくる
②にゃあ!と2〜3回鳴く
③その場でゴロンする
完璧である。
飼い主は絶対に気付く。
しかし問題がある。
愛猫がドアの目の前でゴロンするのである。
これの何が問題か。
撫でたくてもドアが開かない。
愛猫にぶつからないように少しだけドアを開ける。
そして隙間から愛猫を撫でようとする。
しかし届かない。
もう少し開けようとする。
しかし愛猫の可愛い肉球がドアに添えられている。
ドアを押す。
押し返される。
物理的に開かない。
でも愛猫は撫でてもらう気満々である。
愛猫からすると、ドアが少し開いたことで「飼い主が撫でてくれるモード」に入っているのだ。
しかし飼い主の手は届かない。
私は撫でたい。
愛猫も撫でられたい。
なのにドアが開かない。
なんというジレンマ。
愛猫よ。
飼い主に撫でてもらうためにドアを開けて欲しいのに、自らドアを塞ぐなんてマヌケすぎるだろう。
なんて可愛いんだ!!!
結局私はドアの隙間から指を出したり引っ込めたりしながら、更なるゴロンを誘発する。
愛猫が転がる。
少し隙間ができる。
さらに指を動かす。
また転がる。
そうやって少しずつスペースを確保し、ようやく手が入るようになったところで撫で始める。
愛猫が満足するまで。
私はいつも思う。
なんだこの時間。
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