洗濯物を取り込むと、愛猫が必ずやってくる。
そして当然のように洗濯物の上へ座る。
いや、座るどころではない。
寝る。
完全にベッド扱いである。
最初は「まぁ可愛いし…」と思って放置していた。
しかし、洗濯したばかりの服は当然ながら毛だらけになる。
たまにであれば良かったが、愛猫はほぼ毎日洗濯物をベッドにするようになった。
よっぽど洗濯物の山と言う名のベッドが気に入ったようだ。
これは困る。
特にタオルの被害が一番困った。
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⸻
そこで、洗濯物を取り込んだ瞬間にすぐ畳む作戦を実行した。
ズボラな飼い主だが背に腹は代えられない。
だが、愛猫はその程度では止まらなかった。
今度は畳んだ服の上に寝た。
なぜそこを選ぶ。
しかも、よりによって黒い服の上で寝る。
愛猫の毛が非常によく目立つ。
タオルの上も好んだ。
ふわふわで寝やすいのだろう。
飼い主はそれで顔を拭くんだよ、やめてくれ。
⸻
飼い主は考えた。
どうすればお互い平和に暮らせるのか。
そして最終的にたどり着いた結論が
「猫用の偽・洗濯物ベッドを作ろう」
だった。
私は毛がつきにくそうな素材のスカートを広げ、その下へ使用していないタオルを仕込んだ。
見た目は完全に「脱ぎっぱなしの服」である。
一人暮らしで滅多に友人も来ないのだ、問題ない。
…悲しくなんてない。友人だってちゃんといるし。
愛猫は見事に騙された。
毎日そこへ寝ている。
かなり気に入っている。
たまにもう1匹も一緒に寝ている。
なんなら取り合いになっている。
飼い主の洋服は大人気だ。
とはいえ、それでもたまに本物の洗濯物がベッドにされることはある。
まぁ、毎回ではないし、猫がそこで寝たいなら仕方ない。
猫が幸せなら、全てOKである。
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