はじめに
家の近くにいる野良猫を保護したい、あるいは野良猫が増えないように避妊・去勢だけでもしてあげたい。
そんな気持ちで行動する人は少なくありません。
この記事では、野良猫の保護方法から、その後の対応までを順番にまとめています。
地域や猫の状態によって対応が変わるため、迷った場合は必ず動物病院や保護団体に相談してください
※無理な保護は猫にも人にも負担になる場合があります。
安全を最優先に判断してください。
① 野良猫の保護の仕方
警戒心の強い成猫の野良猫は、基本的に手で捕まえることはできません。
そのため捕獲器(トラップ)を使用するのが一般的です。
※猫によっては警戒心が非常に強く、慣れていない場合は捕獲が難しいこともあります。
捕獲器は以下で借りられる場合があります。
・地方自治体(保健所・動物愛護センターなど)
・動物保護団体
・一部のボランティアグループ
また、購入することも可能です。

≪捕獲方法≫
捕獲機の中にご飯を置き、自然に入るのを待ちます。
無理に追い込むのではなく警戒心を刺激しないことが重要です。
② 保護後の対応(最優先)
保護ができたらまず最初に行うのは動物病院への受診です。
野良猫には以下のリスクがあります。
・ノミ、ダニ
・感染症
・栄養不足
・外傷
人や他のペットへの感染リスクもあるため、早めの受診が重要です。
≪病院へ連れて行く方法≫
可能であれば、大きめの洗濯ネットに入れてからキャリーに入れると安全です。
これにより、猫の暴れによる怪我を防げます。
≪避妊・去勢について≫
飼う場合でも、TNR(捕獲して避妊・去勢手術を行い元の場所へ戻すこと)を行う場合でも、動物病院で避妊・去勢手術について相談します。
耳が少しカットされた猫は「さくら猫」と呼ばれ、すでに手術済みの目印です
その場合は避妊・去勢手術は不要です
③ 飼う場合に必要なもの
野良猫をそのまま家庭で迎える場合、最低限以下が必要です。
・トイレ
・トイレ砂
・トイレシート
・餌
・餌皿
・水皿
・ケージ
・ペットキャリー
実際に私が使用して良かった商品を紹介します。

こちらはトイレ本体・トイレ砂・トイレシートが1ヵ月分セットになっているので便利です。
また、トイレの構造の好き嫌いはネコちゃんによりますが、ケージにトイレを置くことも考えるとハーフカバーが個人的にはオススメです。
■餌

我が家は子猫から成猫まで一貫してロイヤルカナンを与えています。
今までロイヤルカナンを与えて食いつきが悪い猫がいなかったこと、便秘などがおきたり病気になる猫もいなかったことが理由です。
少々お高いですが、猫が病気をして病院にかかる費用を考えると、日々良いご飯を食べて健康でいてくれることによって結果的に出費も抑えられていると考えています。
もちろん、「猫にそこまでお金をかけられない」と考える方もいると思います。
そういった方はペットショップなどで販売しているカリカリを与えてください。
ただし、「総合栄養食」と書かれたフード以外は主食にしないでください。
「総合栄養食」以外は基本的におやつ扱いです。
■餌皿

下を向いて食べるとご飯が食道を通りづらくなるため、こちらの背の高めのフードボウルがオススメです。
斜めになっているのでハイタイプですが猫も食べやすい構造になっています。
猫柄なのもかわいいですよね!
■水皿

ウォータボウルはこちらを我が家では使用しています。
可愛いのはもちろん、ハイタイプなので猫が水を飲みやすいというのが一番の理由です。
また、こちらのウォーターボウルの良いところはメモリが付いている点!
猫が1日にどれだけ水を飲んだか把握が出来るのところが良いところです。
愛猫の体調管理は愛猫の飲食量、排泄内容を把握していることが重要です

野良猫は警戒心が強いので最初の頃はケージに入れてあげて警戒範囲を狭めてあげることが大切なのですが、それでも全く動けない広さのケージではストレスが溜まります。
猫は特に上下運動が好きなので少なくとも2段、出来れば3段あると猫も少し動けてストレスが溜まりにくいと思います。

ペットキャリーはリュックタイプがオススメです。
手提げタイプも悪いとは言いませんが、重くて移動が疲れます。
また、災害等で何かあったときに両手が空いた状態で猫と移動できるのはかなり良いと思います。
こちらはリュック内の移動範囲を広げられるので、災害時の避難先でも狭い中にずっとじっとしていなくて良いというのは、猫にとってもストレスが少なくなって良いですよね。
我が家の猫は普段からこのトンネルで遊んだりしています。
④ 家に迎えた直後の対応
野良猫は警戒心が非常に強いため、いきなり広い部屋に出すとパニックになることがあります。
そのため最初はケージで過ごさせます。
成猫は体が大きいので出来れば最低2段のケージを用意してあげてください。
ケージの上から布をかけて暗くし静かな環境を作ることにより、猫ちゃんは落ち着きやすくなりますよ
⑤ トイレの対応
成猫であれば、多くの場合は砂で排泄します。
そのため、トイレ砂があればトイレ砂上で排泄してくれることが多いです。
ただし最初は失敗することもあるため、ケージ内にトイレシートを敷いておくと安心です。
トイレを教える場合、砂をかく動作を見せたタイミングでトイレへ誘導してあげる(抱っこして連れていってあげる)と覚えやすくなります。
⑥ ご飯の与え方
野良猫は「食べられる時に食べる」生活をしているため、食べ過ぎてしまうことがあります。
そのため
・1日4〜5回に分けて少量ずつ
・飼い主さんが忙しい場合は1日3回でもOK
・置き餌はしない
これが基本です。
置き餌や食事回数が少ないと一度に食べる量が多くなり、吐き戻しのリスクが高まります。
猫は吐き戻ししやすい生き物ですが、吐き戻しをしてノーダメージというわけではありません。
吐き戻しを何回もすると脱水の危険もありますし、食事自体を嫌がるようになる子も中にはいます。
猫の健康のためにも、食事回数はなるべく多くしてあげてください。
1回の食事量が少ないことに慣れると暴食しなくなり、肥満しにくくもなるためメリットは多いです!
⑦ 注意点(安全)
野良猫を飼い始めた際、猫がまだ怯えている間は無理に触らないようにしてください。
どうしても触る必要がある場合は、厚手の革手袋を使用します。
引っかかれた場合はすぐに洗浄・消毒してください。
傷やその周辺が腫れるなど異常が出た場合は、すぐに医療機関へ相談してください。
私は右腕をひかっかれた際に、患部ではなく右手首が腫れたことがあります
まとめ
野良猫の保護は、勢いではなく順序が大切です。
- 捕獲(無理をしない)
- 動物病院へ
- 今後の方針決定(飼育 or TNR)
- 環境を整えて受け入れ
焦らず、一つずつ進めることが猫にとっても人にとっても安全です。
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